26日の男子W杯1次リーグ初戦セルビアでシュートを放つ、中国代表ジャオ・ルイ(左)(AP)

セルビアの3連勝で中国の逆転突破の可能性
バスケットボール男子W杯1次リーグB組は30日、セルビア(世界ランク6位)が南スーダン(同62位)に115―83で勝利。無傷の3連勝で2次リーグ進出を決めた。この結果、同組最下位の中国(同27位)が同日の試合でプエルトリコ(同20位)に36点差以上をつけて勝利することができれば、アジア勢唯一の2次リーグ進出となる可能性が残った。
1次リーグ最終戦の結果次第で日本の五輪切符が消滅する可能性
中国は開幕2連敗でB組最下位。逆転での2次リーグ進出を決めるには1次リーグ最終戦で南スーダンがセルビアに敗れ、なおかつ中国がプエルトリコに36点差以上をつけて勝利するしかないという厳しい状況に追い込まれた。
それでもこの日中国―プエルトリコ戦より先に行われた試合でセルビアが快勝。1つの絶対条件がクリアされ、逆転突破へ“首の皮一枚繋がった状況”で日本時間午後9時開始予定のプエルトリコ戦に臨むことなった。
また、今大会はアジア勢最上位に来年のパリ五輪切符が与えられるため日本(同36位)にとっても中国戦の結果は重要に。現状アジア勢唯一の1勝を挙げた日本は1勝2敗で“アジア暫定1位”をキープし、17~32位の順位決定戦に回ることになったが、中国が2次リーグ進出を決めてしまうと今大会での五輪切符獲得を逃すことになる。
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