「脳ドック」の推奨年齢と受診頻度についての医師の解説

「病気になってから治療するのではなく、予防が大切」ということは分かっていても、「脳ドック」となると通常の健康診断よりも時間も費用もかかってしまうイメージがあります。検討はしているものの、なんとなく後回しにしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、脳ドックを受けるべき年齢や受診頻度、費用などについて、「上田クリニック」の上田先生に解説していただきました。

脳ドックとは何か?

脳卒中などの早期発見・早期治療を目的として、MRIや血液検査などの様々な方法で脳の状態を調べる検診を脳ドックと呼んでいます。また、現在の状態がわかるだけでなく、将来的に起こり得る病気のリスクも予測できるため、生活において気をつけた方がいいことなどもわかります。

脳ドックを受けるべき人と受診頻度

まず、「40歳以上」の人は、早いうちに一度は脳ドックを受けていただきたいと思います。また、30代であっても「高血圧」「脂質異常(高脂血症)」「糖尿病」「動脈硬化」などを指摘されたことがある人、「飲酒」や「喫煙」の習慣がある人、脳卒中になった家族や血縁者がいる人は、脳ドックの受診をおすすめします。

脳ドックのメリットとデメリット

脳ドックは保険適用ではなく自費での受診となるので、費用がややかかってしまうことが挙げられます。受ける医療機関や脳ドックの種類によって費用は異なりますので、事前に調べておきましょう。また、タトゥーや義歯・入れ歯、コンタクトレンズをしていると検査が受けられません。加えて、妊娠中や妊娠の可能性がある人も検査できないことがあるので、必ず確認したうえで受診してください。

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