巨人・吉川尚輝内野手はここまで104試合に出場し、二塁手の守備指標で12球団トップを記録しています。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般での貢献を示すUZR(Ultimate Zone Rating)の指標は12.4で両リーグ断トツ。守備範囲を示すRngRも10.9で、トップの数字を誇ります。

吉川の魅力は広い守備範囲です。RngR10.9は2位のDeNA・牧秀悟内野手(7.0)に大きく差をつけて両リーグ1位。12日のDeNA戦では、二遊間への安打性の当たりをもぎ取る好守を連発し、同僚も驚きの表情を浮かべていました。
今季のUZRに目を向けると、20日時点では「12.4」を誇り、2位の牧(6.0)の2倍以上の差をつけ、圧倒的トップ。他のライバルに目を向けると阪神・中野拓夢内野手(-0.8)、広島・菊池(-1.6)と格段と抜けています。
今季は副キャプテンに就任したが開幕当初は打撃不振に苦しみ、スタメン落ちも経験した吉川。4月終わりで打率.180と苦しんだが夏場以降に調子を戻し.263まで数字を上げた。ゴールデン・グラブ賞のセ・リーグ二塁手部門は10年連続で広島・菊池が独占状態。牙城を崩す初受賞へ、今年28歳を迎えた韋駄天は十分に狙える位置にいるでしょう。
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