わずか1年で会員数80万人を突破、急速に拡大する「chocoZAP」の成功要因と潜在的な課題

わずか1年で会員数80万人を突破、急速に拡大する「chocoZAP」の成功要因と潜在的な課題

RIZAPグループが運営する、運動初心者向けジム「chocoZAP」の勢いが止まらない。店舗数を爆発的に増やし、ブランド開始から約1年で会員数が80万人を突破(8月15日時点)。同社によると、国内フィットネスジムで会員数日本一を達成したという。グループの直近の決算を見ると、chocoZAPの好調が増収に貢献。先行投資で減益だが、出店の手を緩めないようだ。死角はあるのか。

先行投資で急成長 黒字化のタイミングは

chocoZAPは「コンビニジム」をうたい、着替え不要で1日5分程度からの気軽なトレーニングを勧める。無人運営によるセルフサービス化の代わりに、月額2980円(税別)と安いことも支持される要因だ。2022年7月にスタートし、店舗の急拡大、広告展開によって急成長を遂げている。

会員数業界トップ 死角はあるのか

開始から1年、会員数で業界トップに躍り出たchocoZAPだが、死角はないのか。矢部氏が指摘するポイントは「サービス水準の維持」だ。

「chocoZAPの特徴の一つは、競合の24時間ジムと比べて月額費用が2980円と低料金であること(競合の多くは7000~1万円程度)。そのため、同額の固定費を回収するのに必要な会員数は、競合と比べて大きくなる。損益分岐点を超え、高い利益率を上げられるだけの会員数を獲得した上でも、サービス水準を保てるかどうかが今後のカギになりそうだ」

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