エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたメッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。この日は2打数1安打(3四球)で打率は.304から.305に上昇。メジャー初対戦となった千賀滉大(30)から第2打席で二塁打を放ち、3試合連続ヒットをマークした。

エンゼルスは3連勝中と好調の千賀から2点を奪うと、1点差に迫られたが、終盤に追加点を挙げ逃げ切った。チームは連敗を4で止め、62勝67敗(借金5)とし、今季は残り33試合。ここまで10勝を挙げていた千賀は6回2/3を投げ、2失点10奪三振の粘投も7敗目を喫した。
24日に右肘靱帯(じんたい)を損傷していることが判明した大谷は、今季残り試合は投手としての出場は断念。打者として出場続行となった。さらにエンゼルスは復帰したばかりの主砲・M.トラウトが再び負傷者リスト入りとなり、捕手のM.タイスも離脱が発表され、厳しい状況が続いている。
打線はメッツ先発の千賀に対し、1回は1死で大谷がストレートの四球で出塁するが、後続が凡退。2回はL.レンヒーフォ、L.オホッピーの連打で無死一・二塁のチャンスを作るが、千賀の切れのあるフォーク、スライダーに2者連続の空振り三振、三ゴロに倒れた。
3回はN.シャヌエルが死球で出塁すると、続く大谷がライトへ二塁打を放ち二・三塁のチャンスに。ここでB.ドゥルーリーの犠飛で先制すると、4番・M.ムスタカスのタイムリーで2-0とリードした。
エンゼルス先発のP.サンドバルは3回にF.リンドアの24号ソロを浴び、1点を返されるが6回まで被安打2、奪三振7と安定した投球が続いた。
追加点を挙げたい打線だが、中盤以降は千賀を打ち崩せず無安打が続く。7回は千賀が10個目の三振を奪い、2アウトをとったところで降板。
1点リードのまま迎えた7回はエンゼルス2人目・M.ムーアがマウンドに上がり、無死一・三塁のピンチを招くも後続を空振り三振とダブルプレーに仕留め、同点の危機を切り抜けた。9回の打線はN.シャヌエルのタイムリーで貴重な3点目を奪い、続く大谷の打席では申告敬遠で歩かされ、スタジアムはメッツファンからも大ブーイングが沸き起こった。9回はC.エステベスがヒット1本許すも、最後は空振り三振で締めゲームセット。
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