阪神甲子園球場で仙台育英(宮城)と慶応義塾(神奈川)が激突した全国高校野球選手権大会の決勝は、3塁側を埋めた慶応応援席の異様な盛り上がりぶりが、大きな話題になった。
そんな中で、慶応に負けじと、仙台育英の応援席も、精一杯に選手らを励ましていた。そんな応援ぶりが、ネット上でも静かな感動を呼んでいる。

慶応の応援歌「若き血」が甲子園球場に流れると、3塁側の内野席、アルプス席は、立ち上がって肩を組んだ人たちが左右に揺れ動く。それが左翼外野席にまで及び、まるでスタンドが波打つかのようだ。
試合は、慶応が8-2で勝利し、107年ぶり2度目となる夏の甲子園優勝を果たした。敗れた仙台育英は、夏の連覇を逃して悔しい様子ながらも、震災から立ち直った東北の人たちから応援を受けたと感謝していた。
芸能界からは、宮城県出身のお笑いタレント狩野英孝さん(41)が、ツイッターで「さ、こっから逆転だ!! 」などとエールを送っていた。試合が終わると、「仙台育英高校お疲れ様でした!東北がまた元気になりました 本当にありがとう!!! 」と選手らをねぎらった。
コメント