大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の御堂筋線が日本初の公営地下鉄として昭和8(1933)年、梅田-心斎橋間で開業してから今年で90年。同社路線は大阪の大動脈ともいえる同線をはじめ四つ橋線、谷町線など9路線に拡大し、1日の利用客数は約230万人にものぼる。運行を支える現場を訪ねる。

同社路線を走る車両は全部で1380両(令和5年6月9日現在)。その約7割の検査を担う重要拠点が緑木車両工場(大阪市住之江区)だ。
新型コロナウイルス禍では工場の維持に腐心した。マスクの着用はもちろん、社員同士の対面を少なくする措置をとった。松葉工場長は「作業が止まると電車が動かなくなり、お客さまに直接影響する。厳しく対処し、工場の作業が止まったことは一度もなかった」。市民の足としてなくてはならない地下鉄の定時運行、安全運行を求め続ける姿勢は今後も変わらない。
5路線は営業運転ではつながっていないが、実は「秘密のレール」でつながっている。御堂筋線の列車は大国町駅付近にある連絡線を通って四つ橋線に乗り入れ、工場に入る。
このため現在は四つ橋線大国町駅付近と北加賀屋駅付近の区間は5路線の車両が走ることとなり、鉄道ファンにとっては注目の場所となっている。

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