「5日間、調味料を舐めて耐えた…水しか飲んでいない」生活保護の実態とその影響

生活保護受給者からのメッセージ。今月17日の早朝5時半ごろ、子ども食堂や食料支援を行う一般社団法人「つなぐ子ども未来」代表理事の安藤綾子さんの元に1通のメッセージが届いた。「困窮にあえぐ者です。もう5日間水道水以外摂取していません」名古屋市内で暮らす47歳の男性からの助けを求めるメッセージだった。

男性のアパートに向かう安藤さん。「行政の支援だけでは難しいのか…放っておくわけにはいかない」団体が支援活動を行うエリアだったことから、今回は特別に安藤さんは車に食料を積み込むと男性のアパートに向かった。

午後2時すぎ、米や冷凍食品など抱えアパートの4階にあがり玄関のチャイムを押すと、髪は長く伸びてやせ細った男性が扉を開けた。安藤さん「こんにちは。大丈夫ですか?」男性「なんとか…」弱々しい声で答えた。

コンビニのWi-Fiを使って何とか安藤さんに連絡することができた男性。事情を聞くと、コロナをきっかけに仕事を辞めざるを得なくなり生活が困窮。求職活動に励みコールセンターの仕事に就いたが、長くは続かなかった。

コロナが終息に向かい電話対応の縮小のあおりを受けて失業した。今度は力仕事に挑戦してみるものの腰を悪くし失業。仕事を探すために購入した自転車はパンクし修理費が払えず、思うような仕事が見つからない状況でいた。

男性は生活保護を受けているというが、約11万円ほどだった保護費も2万円ほど減額され、家賃や電気代などを支払うと食費は残らず、1週間後には電気や電話も止められてしまうという。

「備蓄が少しあったが冷蔵庫も空になり最終手段だと思って、プロテインを舐めたり、調味料を舐めたりしていたが、ちょっと無理かなって…」男性は5日間ほぼ水だけで生活していた。「もう死のうかなと思った」男性は最後の望みをかけて安藤さんに助けを求めたのだった。

「きょうすぐ持ってきてくれて本当にありがたい、率直にびっくりです。うれしいです」男性は支援された食料を冷蔵庫などにしまうと、5日ぶりにパンを食べた。「胃がびっくりしています」あまりの空腹に食べ物が喉を通りにくい様子だった。「先行きは明るくないですね」男性は肩を落としながら玄関の扉を閉めた。

安藤さんは「複数の支援をもらっているにも関わらず生活が成り立たないところに私たち民間がどう寄り添っていくのが妥当なのか…いつも悩ましく思う」と頭を

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