長期休暇後の疲労回復と日常生活でのストレス管理法

夏休みは、しっかり休めましたか? 身体も心もチャージされて、「さぁ久しぶりに頑張って働こう!」。そう意気込んでいらっしゃるかもしれません。

長期休暇のリフレッシュ効果とその持続性

ただ、ちょっと注意が必要です。精神科医・産業医の堤多可弘さんは「長期休暇のリフレッシュ効果は、長続きして3週間」と説明します。

働くことと切っても切れない関係にある「疲れの正体」に迫り、連休明けに疲労とストレスをためないための対処法を解説します。

疲労の正体:肉体疲労と脳疲労

疲労には肉体疲労と脳疲労の2つがあるといわれています。

肉体疲労:体を動かすことによる疲労・マラソンを走った後の疲れ・立ち仕事を1日した後の疲れ

脳疲労:脳を使うことによる疲労・連日の複雑なパソコン作業・クレーマー対応など気を使う仕事(いわゆる気疲れ)ハイブリッドワークで気づきづらい脳疲労

ハイブリッドワーク時代の疲労マネジメント

注意すべきは、肉体疲労と違って、脳疲労には自ら気づきづらい点です。

大昔は肉体疲労を感じやすい時代でした。狩猟で動物を追いかけていると、次第に足はもつれるし、槍を持つ腕は重くなるといった具合です。

ただ、体の疲れ以上に脳が疲れる現代では、疲れになかなか自ら気づけません。

パソコン作業で夢中になっていると、知らず知らずに判断力や注意力が落ちていても、目に見えての疲労はわからないものです。サッカーを一晩中やれる人はいなくても、テレビゲームや麻雀を一晩中やれる人はたくさんいるのと同じです。

通勤する機会が減り、在宅ワークが増えた現代では、この傾向はより顕著です。

こうして脳疲労に気づきづらいハイブリッドワーク時代では、特有の「疲労マネジメント」が重要になります。

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