巨人のルイス・ブリンソン外野手(29)が1日のDeNA戦(横浜)でまたも〝ポカ〟を犯した。

1―4となり、なおも二死一塁のピンチを迎えた4回の守備だ。桑原が放った中堅への飛球に、ブリンソンはフェンス近くまで追いかけて落下地点に入ったかのようにも見えたが、ここからまさかの展開をみせた。打球が風に流されたのかは定かでないが、ブリンソンはグラブに当てながら落球…。一塁走者の関根が一気に生還し、点差を4点に広げられた。
記録は二塁打とされたが、この日は2ゲーム差を追いかける3位・DeNAとのカード初戦。ただでさえ、劣勢の展開の中での拙守に周囲はあ然とするばかりだ。計算外の失点に、ベンチの原辰徳監督(65)も怒りで顔面が紅潮。帽子を取って髪をかき上げ、どうにか冷静さを保っている様子だった。
もちろん、投手側としてもたまったものではない。先発した戸郷翔征投手(23)はブリンソンが落球した瞬間に驚きの表情を浮かべ、ベースカバーに入った本塁後方でひざに手をついてガックリだった。さらに、ベンチに戻るとバットで地面に「ゴンッ!」とやるなど、感情のやり場もなかった様子だ。
これまでにもブリンソンはアウトカウントの勘違いや走塁ミス、守備での凡ミスを繰り返し、指揮官も「申し訳ない。われわれの指導不足」などとしてきたが…。シーズン終盤になっても失態が続くようでは、Aクラスへの浮上も危うくなってきてしまう。
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