湘南ベルマーレ、東京ヴェルディなどで活躍したプロサッカー選手、永里源気さんは、中学3年生、中学1年生、小学4年生、幼稚園年中の4人の子どものパパです。中学1年生の大和(やまと)くんは、重度の知的障害と自閉スペクトラム症と診断されていて、現在は特別支援学校に通っています。診断がつくまでのことや大和くんとの生活について、永里さんご夫婦に伺いました。

大和くんが生まれたのは、2010年7月。妻の多恵さんが27歳、源気さんが23歳のときでした。「妊娠経過は順調で、妊婦健診でもとくに気になることは言われませんでした。出産は陣痛促進剤を使ったのですが、陣痛が来てから1時間半ほどで生まれました。大和は2人目なので、早かったのかもしれません。出生時の体重は3328gあり、元気な産声も聞こえました。上の子に顔がそっくりで、心から愛おしいと思いました」(多恵さん)

大和くんは、生まれたときからあまり泣く子ではありませんでした。「ベビーベッドに寝かせていてもおとなしくて、大泣きするようなこともなかったので、育てやすい子だな~と思っていました」(多恵さん)しかし、じょじょに大和くんの発達の様子が気になり始めます。「声を出して笑うのですが、あーあー、うーうーなどの喃語が出ないんです。2歳違いの長女と比べると“あれ?何かおかしい…”と思うようになりました」(多恵さん)
大和くんが生後10カ月になったころには、多恵さんと源気さんの不安は確信へと変わっていきます。「つかまり立ちやおすわり、ハイハイはしていました。運動面の発育は、平均的に成長していたのです。ですが“大和”って名前を呼んでも私のほうを見たりしないし、相変わらず喃語も出ません。子ども番組を見ても、興味を示しません。長女が10カ月のときとは明らかに違うと思いました」(多恵さん)

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