日本シリーズ第7戦:阪神とオリックス、勝利の行方は?

3勝3敗のタイとなった日本シリーズ。38年ぶりの日本一に王手をかけていた阪神は、先発の村上が今季ワーストタイとなる4失点と沈み、オリックスは山本が日本シリーズ最多となる14三振を奪って9回1失点完投勝利。最終決戦に向け、有利なのは先に王手をかけた阪神か、それとも逆王手としたオリックスなのか。

勢いはどちらに?

阪神OBの中田良弘氏は「勢いはオリックスにあるだろうね。負ければ終わりという試合をエースがひとりで投げ抜いて勝った。それで7戦目の先発が宮城。2戦目で6回無失点と阪神打線を完璧に封じ込めてるし、また同じ球場。流れはオリックスに傾きつつあるかなというのが正直な印象」と解説した。

阪神の勝機は?

ただ、中田氏は「岡田監督が7戦目の先発に中4日の伊藤将ではなく、青柳を持ってきた。僕はね、ここに阪神の勝機があると見ている。CSも、ここまでの日本シリーズでも登板がなかった青柳を、第7戦の先発に起用する岡田監督の采配ね。去年まで2年連続最多勝で、今年も開幕投手を任せた。シーズン中には不振で長く苦しんだけれども、ここ一番の舞台をお前に任せたという監督の決断は、第4戦で誰もが予想しなかった場面で湯浅を起用して流れを引き寄せたのと同じような匂いを感じる」とした。

最終決戦の見所

そんな中で、中田氏がポイントに挙げたのは、青柳の立ち上がりだ。「やっぱり今年1年、初回に失点するパターンが多かったからね。1回裏のオリックスの攻撃を無失点に抑えられるかが、大きなポイントになってくると思う」とした。

総スコアも23-23で並んだ最終決戦。日本一の称号を勝ち取るのは38年ぶりの阪神か、2年連続でオリックスか。うれし涙を流すのはどっちだ。

まとめ

日本シリーズ第7戦、阪神とオリックスの勝利の行方は、両チームのエースのパフォーマンスと戦略によるところが大きい。オリックスはエースの山本が力強い投球で勢いをつけている一方、阪神は岡田監督の意外な采配が勝機となる可能性がある。最終決戦の結果は、どちらのチームが先に点を取るか、そしてどちらのエースがより良いパフォーマンスを発揮するかによって大きく左右されるだろう。

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