ヒマラヤでの生死を経験した野口健の回顧録

国内

登山家の野口健さんが、ヒマラヤ山脈のマナスルでの生死を経験したことを公開しました。彼はInstagramで、ベースキャンプへの帰還途中で呼吸困難に陥り、ヘリコプターで緊急搬送された後の姿を公開しました。

マナスルでの挑戦

野口さんは、8月にネパールに入り、高所順応トレーニングを経て、9月15日から自身4度目となるマナスル登頂に挑んでいました。しかし、彼はベースキャンプに戻る途中で呼吸困難に陥り、血中酸素濃度が53%にまで下がってしまいました。

生命の危機

彼は、テントの中で酸素ボンベを使いながらも、咳が止まらず、吐き出すほどの苦しみに襲われました。その状況は、彼が「テントの中で溺死してしまう」と感じるほどの恐怖でした。

緊急搬送と診断

野口さんは、ヘリコプターでカトマンズの病院に緊急搬送され、CTや血液検査を受けました。当初、肺水腫の疑いがありましたが、診断結果は肺炎でした。彼の白血球の数値が異常に高く、敗血症に近い状態だと診断されました。

回復と今後

野口さんは、抗生物質の点滴を5日間受け、23日には炎症反応や白血球の数値が落ち着き始めました。しかし、彼の肺は依然として肺炎で、話すと咳が止まらない状態が続いています。また、彼はマナスルへの再挑戦を否定し、「マナスルはやめよう」と述べています。

まとめ

野口健さんは、ヒマラヤ山脈のマナスルでの登山中に生命の危機に瀕しました。彼はベースキャンプに戻る途中で呼吸困難に陥り、ヘリコプターで緊急搬送されました。彼の体験は、登山の危険性と、自然との闘いの厳しさを改めて教えてくれます。しかし、彼の勇気と決断力には敬意を表します。

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