井上尚弥のスーパーバンタム級卒業プランと次の対戦相手について

プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が1日、都内でトレーナーの父真吾氏(51)とともにWOWOWエキサイトマッチの収録に参加した。7月25日、東京・有明アリーナで無敗のWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(29=米国)に挑戦し、8回TKO勝利を収めたファイトを自ら振り返り、心境や戦略などを語り尽くした。収録後には、取材に応じた。

現在、12月の4団体王座統一戦開催に向け、WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)陣営との交渉が続いている。既にタパレスの試合動画をチェックしたという井上は「思ったよりもタパレスはディフェンス面がいいなと思った。フルトンよりもパワーもありますし、思ったよりも良いボクサーだと感じた。(試合実現が)楽しみですね」と声をはずませた。既にミット打ちなどではタパレスをイメージしながら取り組んでいるという。

バンタム級に続き、2階級での世界4団体王座統一実現後のプランも明かした。元WBO世界バンタム級王者で現スーパーバンタム級3位のジョンリール・カシメロ(34=フィリピン)、世界2階級制覇王者でWBO世界同級2位のルイス・ネリ(28=メキシコ)、そして前WBAスーパー、IBF世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)の3選手の名前を挙げ「この(タパレスを含めた)4選手はスーパーバンタム級にいる限り、トップ戦線で避けられないと思う。4選手をクリアしたら、自信を持ってフェザー級に行けると思う」とキッパリ。スーパーバンタム級卒業のミッションとして挙げた。

また世界5階級制覇を狙うフェザー級への転向時期にも言及。「スーパーバンタム級は2~3年で、33歳でフェザー級にいけるかなと思う」と心境を口にしていた。

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