西武は4日、知人女性への強制性交の疑いで書類送検されたものの嫌疑不十分で不起訴処分となった山川穂高(31)を無期限の公式試合出場停止処分とすると発表した。処分内容はすでに本人にも通告された。また管理側の責任を問う形で球団本部長の飯田光男氏が役員報酬の一部を自主返納することが合わせて発表された。
今回の処分決定と、この先の去就を巡って、ネットやSNS上では「妥当な処分」「曖昧な決定」「引退すべき」「オフに無償トレードでは?」などの様々な意見や憶測が飛び交っているが、元西武監督で球界大御所の広岡達朗氏は、「社会的制裁は受けた。来年はグラウンドに立たせてやるべき」と提言した。

山川の不起訴処分が決まって6日後に西武が動いた。5月上旬に週刊文春によって山川の不祥事が表沙汰になって以来、正式な処分決定を保留していた球団が、公式戦への無期限出場停止処分を下した。5月12日に1軍登録を抹消。以来、2、3軍での練習は認めるものの試合出場は許さない事実上の謹慎処分を科していたが、正式に処分が下された。
奥村剛球団社長は、「ファンの皆さま及び全ての関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます」と謝罪した上で、「検察庁の判断としては不起訴処分となりましたが、球団として今回の事態を重く受け止め、本人の猛省を促すべく上記の処分(無期限公式試合出場停止)といたしました。
当球団では、地域・社会から信頼されファンの皆さまから愛される強い球団となるため、『西武ライオンズ憲章』を定めております。この憲章の精神に則り、ファンの皆さま及び全ての関係者の皆さまの信頼回復に努めてまいります」と説明した。
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