メッツ・千賀滉大投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地・マリナーズ戦で11勝目を狙って先発登板し、7回5安打1失点の好投を見せたが、援護に恵まれず11勝目はならなかった。それでもメジャーでは5月17日(同18日)の本拠地・レイズ戦、7月5日(同6日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦に並ぶ自己最多の12奪三振をマークした。
ア・リーグ西地区首位と勢いに乗るマリナーズに対し、初回は2三振を奪うなど3者凡退で好発進。2回も3者凡退で抑えた。3回先頭のフランスに対してフルカウントからフォークを見送られて四球を与えたが、続く打者を二併打。3回までは、無安打無失点で9人で抑えた。

だが、両軍無得点の4回先頭のクロフォードに中堅へ13号ソロを浴びて先取点を献上。リードを許したが5回も3者凡退で抑えた。6回は安打と四球で無死一、二塁のピンチを迎えたが、2番ロドリゲスからの中軸を3者連続三振。2登板連続でメジャー4度目となる2ケタ奪三振とした。
6回裏には先頭のニモが20号ソロを放って同点。追いついた直後の7回は、先頭のヘルナンデスに二塁打を許して得点圏に走者を背負ったが、1死三塁から2者連続三振を奪って本塁を踏ませず、自己最多タイの12奪三振となった。7回裏も味方打線は得点を奪えず、1―1の同点でマウンドを降りて勝敗はつかなかった。
8月19日(同20日)の敵地・カージナルス戦で7回2安打1失点の好投で10勝目を挙げた千賀。前回登板の同25日(同26日)の本拠地・エンゼルス戦では7回途中10奪三振と好投を見せたが、大谷翔平とのメジャー初対決で1安打2四球を許すなど、4安打2失点で敗戦投手になった。メジャー1年目の今季は25登板、10勝7敗、防御率3・08となった。
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