日本代表MF鎌田大地(ラツィオ)が5日のトレーニング後、報道陣の取材に応じ、「生活も違うし、サッカーも違うし、言語も違うし、最初は大変でした」と心境を明かした。
鎌田は今夏、欧州挑戦をスタートしたフランクフルトとの契約期間が満了し、フリーの状態で移籍先を模索。ミランなどのビッグクラブが獲得に乗り出していたと報じられていたが、なかなか移籍先が決まらず、8月上旬になってようやくラツィオへの加入が発表された。

またラツィオ移籍後もMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチの後釜としてインサイドハーフに入ったが、昨季セリエAの2位だったチームはまさかの2連敗を喫してしまう。
それでも鎌田は代表合流直前、自らの活躍で活路を切り拓いた。
今月2日に行われたセリエA第3節のナポリ戦、鎌田は1-1で迎えた後半7分に左サイドからの折り返しを受けると、細かく持ち出して左足一閃。地を這うような強烈なシュートを突き刺し、昨季王者を破って今季初白星に導く決勝点を記録した。
「あの試合は自分自身もかなり強い覚悟で臨んでいたし、結果が欲しいというのもあったので、本当にこの試合はすごく大事だなと思っていた中で結果がついてきたので良かった」。イタリア現地では評価も高まり、沈滞ムードから吹っ切れる機会になったようだ。
そんな鎌田は良い流れに乗ったまま日本代表に合流し、9日のドイツ戦でも活躍が期待されている。
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