茨城県つくば市に本社を置く農産物生産・加工・販売のワールドファームが、負債総額約32億2500万円を抱え、破産手続きを開始したことが明らかになりました。

ワールドファームの事業概要
ワールドファームは2000年に設立され、全国10都道府県14カ所に露地野菜の直営農場を展開。国産野菜の栽培から冷凍加工野菜の生産・加工、販売まで一貫体制を築いていました。行政とも連携し、耕作放棄地の解消や新規就農者の育成も行っていました。
業績の悪化と破産への道
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う飲食店の休業要請や全国規模での休校措置などにより、業務用カット加工野菜の販売が急激に落ち込みました。その結果、売上高は22年6月期に約7億7900万円に縮小。3期連続の赤字で債務超過に陥り、破産手続きを余儀なくされました。
まとめ
新型コロナウイルスの影響は、飲食店だけでなく、食材供給元である農業業界にも深刻な打撃を与えています。ワールドファームの破産は、その象徴的な事例と言えるでしょう。今後の農業業界の動向に注目が集まります。
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