世界ランク36位の日本は1次リーグ第2戦で同24位のフィンランドと対戦し、一時18点差をつけられながらも、終盤の3ポイント攻勢で大逆転勝ち。五輪、世界選手権で初めて欧州勢(過去11戦全敗)から初勝利をおさめ、17年ぶりのW杯勝利を飾った。1次リーグ突破をかけて最終戦では世界ランク3位のオーストラリアと対戦する。

日本バスケ界の歴史が大きく動いた。勝利が決まると4年前を知る馬場雄大は号泣。渡辺雄太の目にも涙が浮かんだ。今大会でパリ五輪切符が獲得できなかった場合、日本代表からの引退を公言してきた渡辺は、アジア1位での切符獲得に大きく前進する1勝に「もう本当に皆さんの声援のおかげ。僕自身は動けなくて、全然ダメだったんですけど、明日がもし体が動かなくなってもいいという気持ちだった。本当に動かなくなるかも知れないが、もういいです。もう声もでないです」と、しゃがれた声で喜びを口にした。
「大きな1勝。でも僕たちはまだまだこれから。満足することなく、次にいきます」と、前を向いた。
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