松江市の宍道湖で5、6日にあった「松江水郷祭湖上花火大会」で、昨年の約10倍にあたる計2万6000席用意された有料観覧席の3割強が売れ残る見通しになっている。同大会では、コロナ禍の物価高騰に伴う花火の製造原価に加え、雑踏事故への対策費が増加。主催者側は「有料エリアの拡大は持続可能な開催には不可欠」として理解を求めたが、市民に浸透しなかった格好だ。

物価高や警備費の影響
松江市や松江商工会議所などでつくる主催者の松江水郷祭推進会議が有料観覧席の大幅増加を打ち出したのは、昨年12月。コロナ禍で3年ぶりの開催となった昨夏の花火大会で、物価高騰や警備の人件費などが膨らんだことが主な原因だった。
有料観覧席の増加と市民の反応
ところが、新規の有料エリアは昨年まで無料だったこともあり、市民から「これまで無料で見られた場所から閉め出された」と批判が噴出。中でも芝生や階段で譲り合って座るブロック席は、1人5500円と有料ながら場所取りが必要になることもあり、大幅に売れ残ってしまった。

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