<ヤ・神>9回無死、脇腹に死球を受けてうずくまる近本。投手山本(撮影・北條 貴史)
◇セ・リーグ 阪神7-1ヤクルト(2023年9月3日 神宮)
阪神・近本光司外野手(28)が、3日のヤクルト戦で死球を受けて、神宮球場にブーイングが巻き起こった。

9回先頭で、この回からマウンドに上がったヤクルト左腕・山本の2球目が、すっぽ抜けて右脇腹付近に直撃した。近本は痛みに顔をゆがめて倒れ込み、しばらく立ち上がれず。トレーナーや平田ヘッドコーチが駆けつけた。近本は起き上がり、自力で三塁ベンチまで歩いたが、代走・小野寺を送られた。
近本は7月2日の巨人戦で高梨から右脇腹付近に死球を受け、右肋骨骨折で離脱した経緯がある。ベンチの岡田監督も心配そうに見つめた。
近本は試合後、「なんともないです。分からないです」などと説明したが、痛みについては「当たっているんで。当たっていたらそりゃ痛いですよね」と話した。試合後のハイタッチなどには加わったが、今後については未定。
スタンドからは悲鳴に似た声が沸き上がり、その後、大ブーイングも飛ぶなど騒然とした雰囲気となったが、さらにSNSが大荒れとなった事態があった。
死球を当てた山本がその後、無失点でマウンドを降りる際に、球場アナウンスで「ナイスピッチング!」と称賛したことに、虎党はSNSで沸騰。さすがに配慮に欠くアナウンスだけに、怒りの声が飛び交っていた。
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