京都アニメーション放火殺人事件から4年:遅すぎた裁判と遺族の心情

4年が経過し、9月5日にようやく始まる裁判。そこで青葉被告の主張を聞くことなくこの世を去った遺族がいます。裁判、そして青葉被告に思うこととは?

石田奈央美さん(当時49歳)は京都アニメーション放火殺人事件で犠牲となりました。彼女は22歳で京都アニメーションに入社し、”色彩設計”の担当として数々の作品に携わってきました。しかし、いつもと変わらず出勤したあの日、突然、炎に包まれ命を失いました。

事件から4年がたち、ようやく9月5日に青葉被告の初公判が始まります。裁判を前に、奈央美さんの母が思いを話してくれました。

奈央美さんの父は体調が徐々に悪化。2023年に入ってからは食事もあまり食べられず寝たきりの生活を送っていました。そして8月5日、87歳でこの世を去りました。

奈央美さんの母は、「12時過ぎ頃、様子見に下に降りて息が荒いなって思った。『しんどない?』って言ったら『うん』って首振ったから。どうもないんやなって思って、上にあがった。それが最後や」と語りました。

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