先日、NHKは「ニュース7」で、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害が行われていた疑惑があると報道しました。この報道は、現在30代の男性がNHKに対して証言したもので、その内容は衝撃的でした。
男性の証言
男性は、高校生だった2002年秋に、ジャニーズJr.が出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」の出演を希望し、東京・渋谷のNHK放送センターを訪れた際に、ジャニー氏から声を掛けられ、男性用トイレに連れて行かれ、下着を脱がされて性被害に遭ったと証言しました。
NHKの対応
NHKはこの証言を重く受け止め、「番組の内容やタイトルの変更を含めて抜本的な見直しを検討している」とコメントしました。また、「放送センター内で深刻な性被害を受けたという男性の証言を重く受け止めています。番組の制作責任を持つNHKとして看過できない問題であり、今後出演者の安全や人権を守る取り組みをさらに進めてまいります」と述べました。
ジャニーズ事務所の対応
ジャニーズ事務所は、被害を受けた人からの申告を受ける窓口を設置しており、男性はこの窓口に連絡をしています。事務所は「性加害に関する事実認定は、独立した第三者である再発防止特別チーム、および、被害者救済委員会にゆだねることとしており、弊社が認識している限り、そうした事実はございません。今後も引き続き、再発防止特別チームの提言に従って被害者の救済に全力で取り組んでまいります」と回答しました。
まとめ
この事件は、エンターテイメント業界におけるパワーハラスメントや性的虐待の問題を改めて浮き彫りにしました。被害者の声を無視することなく、真摯に対応し、再発防止に努めることが求められています。また、メディアとしての責任も問われており、NHKは番組の見直しを検討しています。今後の動向に注目が集まっています。
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