元プロボクサー 亀田興毅さん 36歳。プロボクシング史上日本初の3階級制覇を達成した元プロボクサーの亀田興毅さんは、小学校ではいじめられっ子でした。ところが、父親の“意外な提案”でいじめっ子と仲良しに。ボクサーになってから、「人生の底」を味わいもしましたが、目の前の目標を立てることで乗り越えてきました。そんな経験から「最後は自分との闘い。一歩踏み出す勇気を持ってがんばろう!」と力強いエールを送ります。

元プロボクサーの亀田興毅さん。現役時代には日本初となる3階級制覇を達成した世間では強気というイメージが僕に対してあるかもしれませんが、小学校1年の時はいじめられっ子でした。

その後、そのいじめっ子とは一緒に学校に通い、遊ぶようにもなりました。今も昔も力で解決することは良くないですが、たたいた時の痛み、たたかれた時の痛みが分かると、他人に優しくなれるのだと思いました。

2007年に弟の大毅がタイトルマッチで反則を重ねて世間の批判を浴びたこともありましたが、人生で最もつらかったのが、日本ボクシングコミッション(JBC)とトラブルになった時でした。

日本で試合ができなくなり、海外を拠点にしていたこともある和毅や知人のツテで、海外で試合や合宿を行いました。兄弟でお互いに励まし合ったり、父からアドバイスをもらったり、家族で必死に支え合いましたが、最後は自分自身との闘いでした。どうやってここから立ち直ろう。何をしたらいいのだろう、と。
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