【バスケW杯】日本、第3Qはカボベルデに73―55 24年パリ五輪を懸けてラスト10分

17~32位の順位決定リーグO組の最終戦で、世界ランキング36位の日本は、同64位のカボベルデと対戦した。3Q(クオーター)は73―55だった。この試合で勝てばアジア最上位が確定し、2大会連続8回目、自力では1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりの24年パリ五輪出場が決まる。大快挙を目指して“ホーバス・ジャパン”が最後の10分に臨む。

日本は第1Q、ホーキンソン・ジョシュがファウルを誘ってフリースローで先制。さらにエース・渡辺雄太がダンクシュートで勢いをつける好調な滑り出しも、その後はなかなかリバウンドがとれず、徐々に点差が開いていく。しかし8月31日のベネズエラ戦で11アシスト19得点と逆転勝利に貢献した河村勇輝が得点。ホーキンソンが3点シュートなどを決め、17―19まで迫った。

第2Qは序盤からホーキンソンが今試合10点目となるシュートなどで逆転に成功すると、3点シュートも決めて勢いに乗る。さらに河村もすばやいドライブから得点、富永啓生は第2Qで3本目、今試合4本目の3点シュートを決めて観客は総立ち。着実に点差を広げ50―37のリードで折り返した。

第3Qは、チーム最年長33歳の比江島慎が着実に得点すると、馬場雄大が豪快なダンクシュートで会場を沸かせる後半最高の立ち上がり。キャプテンで司令塔の富樫勇樹は4分34秒にコートに立っていきなり3点シュートを決める安定感。さらに富永がこの日5本中5本目、6本中6本目の3点シュートまで決めきった。18点リードの勢いそのままに、最後の10分を戦い抜く。

◆バスケ男子のパリ五輪への道 W杯でアジア最上位になれば2大会連続の五輪出場が決まる。逃した場合は五輪最終予選へ回る。同予選には、W杯でアジア・オセアニア勢の2番手になるか、W杯で出場権を得られなかったチームのうち上位16か国に入る必要がある。下位に終われば、パリ五輪出場への道が消滅する可能性もある。

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