「愛犬が轢き逃げに遭い絶命」横断歩道を渡る娘との悲劇、事故瞬間の映像をSNSで拡散し情報を集める

「愛犬が轢き逃げに遭い絶命」横断歩道を渡る娘との悲劇、事故瞬間の映像をSNSで拡散し情報を集める

今年7月28日午後5時半ごろ、名古屋市緑区平手の交差点で、横断歩道を青信号で渡っていた女の子が連れていたワンちゃんを乗用車がひいてそのまま逃走しました。ワンちゃんは内臓損傷により死んでしまい、女の子は無事でした。警察は逃げた乗用車の行方を捜査しているといいます。

現在、女の子のお母さんでワンちゃんの飼い主さんのともこさん(@10mokodomo)がSNS(X、旧Twitter)で事故現場当時の様子を撮影した防犯カメラの画像を投稿。事故を目撃した人や逃げた乗用車の情報提供を呼び掛けています。

ともこさんによると、女の子は4人姉妹の三女。死んだワンちゃんは、ポメラニアンの男の子で朝陽(あさひ)くんといいます。10月に4歳のお誕生日を迎えるはずでした。事故は、三女と四女を連れて、朝陽くんの散歩がてら四女の保育園にお昼寝布団を取りに行った帰りに起きたとのこと。

しかし、少し前を歩いていた朝陽くんが「ギャン!」と鳴き、その場に倒れていたそうです。三女は慌てて朝陽くんを抱き上げたところ、ひかれた痛みでパニックになった朝陽くんが指にかみつきました。ひどく血が出て、それでも抱いてエントランスにいるおじいちゃんの元へ。おじいちゃんはともこさんに連絡。駆け付けたともこさんはマンションの自宅にいる夫を急いで呼びました。警察へ連絡後、夫は朝陽くんをクレートに入れて病院に急行。すぐに到着した警察は現場検証を行うとともに、三女に事情を聴きました。三女は泣きながらも一生懸命事故が起きた時のことを答えたそうです。そして1時間後、戻ってきた夫から朝陽くんが死んだことを知らされました。

朝陽くんの突然の死に直面し、大きなショックを受けたというともこさん。事故当時のことをともこさんはこう振り返ります。

「娘は車には直接当たらず、転ぶこともありませんでした。朝陽は尻尾が骨折、胃が下に下がり、肺はほかの内臓に圧迫されてつぶれていたそうです。もしひかれた瞬間に病院に連れていったとしても、命を救うことは難しかったと…。

また朝陽は犬なので法律上モノとして扱われます。”モノ”を壊しても、故意でなければ器物破損にさえならないそうです。でも事故にあったその日に来てくださった交通事故課の方は『物損事故になる』とおっしゃっていました。娘が負ったのは、朝陽にかまれた傷と抱っこしてる間に引っかかれた頬の傷だけ。きっと痛くて苦しくてもがいていて引っかいたのだと思います…」

また事故の目撃証言は「銀色の車。大きくなかった」という三女の言葉だけ。このほか手掛かりになるものは、警察が入手した近くの防犯カメラに事故後の様子を映し出す映像でした。事故を起こしたと見られる乗用車が交差点を通り過ぎた後、左側に寄せてゆっくり走り去るのを確認できたそうですが…事故から1週間過ぎた8月8日、警察から突然の捜査打ち切りの連絡が入ったのです。

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