慶応一色の甲子園に対する玉川徹氏の苦言:仙台育英がスタンドとも戦った現実

慶応一色の甲子園に対する玉川徹氏の苦言:仙台育英がスタンドとも戦った現実

元テレビ朝日局員で定年を迎えたジャーナリスト・玉川徹氏が24日、同局系「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、23日の「全国高校野球選手権」決勝について「仙台育英の選手はスタンドとも戦わなきゃいけなかった」と苦言を呈した。

玉川氏は22日の同番組でも、慶応高校の特集について「慶応びいきの、この世論の雰囲気!」と番組制作や世論にもクレームをつけていた。24日の放送でも優勝した慶応、破れた仙台育英の両校をたたえた上で「ただ、慶応高校の選手は仙台育英の選手と戦ってた。だけど、仙台育英の選手はスタンドとも戦わなきゃいけなかったんじゃないかという感じがしますね」と言葉に力を込めた。眉間にしわを寄せながら「仙台育英を応援してたわたしとしては『ちょっとフェアじゃないんじゃないのこれ!』と感じざるを得ない」と語った。

「仙台育英の選手も監督もそんなこと言わないです。だから代わりにぼくが言います」とあえて悪役をかって出た。関西のチームが出場した際に、地元のファンが大挙して押し寄せ、アウェーの雰囲気をつくり上げることには「本当にアウェーっていう感じはわかる」と理解を示した。しかし、慶応については「知り合いのテレビ朝日の人も(甲子園に)行ってましたからね」と関東からも応援が駆けつけていたと証言。「応援歌(若き血)。『陸の王者、慶応』、やられるとなー」と苦々しく語った。

スタジオが微妙な空気となったところで、「すばらしいですよ、仙台育英」とポツリ。「拍手」と1人で手をたたいていた。

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