俳優の大和田獏(72)が4日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。妻で女優だった岡江久美子さん(享年63)との別れについて語った。

岡江さんは2020年4月に新型コロナウイルスによる肺炎のために他界した。他界後3年が過ぎたものの、大和田はテレビで岡江さんとの別れについて語るのは今回が初めてだとし、「公にはそうなんですけれど。なかなか話す気持ちになれないっていうのが正直な気持ちで。まあ徹子さんの前なら話せるかなということで、きょうは寄せていただきました」と告白した。
「それを聞いたら僕も熱が出て来たような感じになって」。公演のプロデューサーに事情を説明すると、「中止しましょう。すぐ帰ってください」との言葉があり、翌日には自宅へ戻った。
「その時が一番つらい時期だったんですよね。精神的に」と大和田。「で、10日ぐらいたった時かなあ。電話が来た時に、“最悪を覚悟してください”って言われて」との状態となり、「それから何日かもってくれて。入院から18日目だったかな。朝、電話があって。“先ほど亡くなりました”っていうことで」と他界したことを知らされたとした。
「だからまあ、その10何日間か、2週間ちょっと。あんまり覚えてないですねえ。日々、ずっと携帯を握りしめて、いつかかってくるか分からないんで。ずっと張りつめてる日々でしたね」と回顧した。
「でも大事でした。これやって良かったなと思ってます」「特に娘が一つ区切りがつけられたんで」と語った。「あとはやっぱりこのことでいっぱい周りの人たちからいろんな思いをいただいたので。優しい思いをね。本当に人の優しさがありがたかったし、その優しい人に囲まれて生きていこうねって。自分たちもそういう人に優しくできるようになろうねって思えたし」と話すと、「娘がよく言うんですけど、人生には無駄なことはないんだって。それを母が教えてくれたんだって彼女がよく言うんですけど、それは思うようにしてます」と力を込めた。
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