ゴールデンタイムのMC番組をはじめ、レギュラーも多数。「キモかわいい」から“かわいい”を捨て「キモい」に全振りし、お笑い芸人としての地位を着実に固めたアンガールズ・田中卓志(47)。今年1月には一般女性との結婚を発表した。家事は難なくこなし、料理も得意。「奥さんを幸せにしてあげたい」と臆面なく語る。50歳を目前に大きな幸せを掴んだ田中の、人生のターニングポイントとは。

今年のはじめ、世の未婚男性たちをどよめかせた田中の結婚のニュース。田中のスペック(高身長・高学歴・高収入)を指摘したSNSも話題になり、日本中が田中を見直し、結婚を祝福する気運が高まった。

「高スペックって(笑)。まあね、それも、おちょくられてるんですよ。でもワイドショーとかでも各局取り上げてもらって、びっくりしました。自分の結婚がピックアップニュースになるなんてね。あまり知り合いにも(奥さんを)会わせたりしてないんです。有吉(弘行)さんとか麒麟の川島(明)さんからは『本当に結婚してるの? 奥さんなんておらんやろ』とか、いじられてますけど」

いつもの口調で表情もクールだが、醸し出す雰囲気からは幸せが伝わってくる。

「家に帰って、きょう、こういうことがあったんだよって直接言えるっていうのは、結構いいっすね。お笑いの感覚が近いこともあって、仕事のアイデアも客観的な意見を聞かせてくれるのもうれしい。生活してみて、奥さんの方は嫌だなと思ってることもあるかもしれないけど、いや俺は今のところ何も不満はないです」

独身生活が長かったので、家事も得意。家具を決めるなど、新婚ならではの楽しみを満喫中だ。

「奥さんがご飯を作ってくれたら、俺が一品プラスで何か作るとかね。得意料理ですか? ちょっと甘めに炊いた豚大根。これはおいしいですよ。あとは鶏肉の梅炒めとか、最後に大葉のせてね。全部簡単で15分以内にできるやつ。コロナ禍で、家で作る良さに気づいて。自分の好きな味にできるっていうのは、やっぱり最高です」
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